松商学園高等学校は明治31年（1898年）の開校から、120年以上の歴史を重ねてきた全国有数の伝統校です。

一年間で学校全体が一番熱くなれる日、それが松商祭です。松商祭は、全校生徒一人ひとりが協力し、アイデアを出し合いながら作り上げていくものです。全校制作を始め、文化祭テーマやそれに合わせたデザイン制作も生徒が考えます。また地域の方々や卒業生との交流の場になるため、広く団結が深まる良い機会になります。

松商祭では、文化部の発表や生徒会企画、クラス展示や模擬店を出すところが盛り上がる理由の一つです。その他にもクラスダンスや有志による発表、特技披露など、たくさんの催し物があります。これらは松商生が日頃の生活の中で積み重ねてきた準備があるからこそ出来ることであり感動するものになります。これは松商でしか味わえない楽しみです。そして最後には恒例の花火が待っています。松商祭は、一つひとつの出来事が心に残りかけがえのない思い出になります。

松商学園の修学旅行は、３泊４日の期間で素晴らしい沖縄県を訪れています。沖縄は、かつて琉球王国として栄えた歴史から琉球舞踊や伝統音楽、郷土料理など、日本本土では見られない独自の文化が根付いている地域です。この多様性に触れることで、視野を広げることが旅行の主な目的です。

修学旅行では、クラスごとに分かれて、沖縄の歴史や文化に触れ、地域固有の価値を理解する機会を得ます。さらには、地上戦が行われた戦地を訪れ、平和祈念資料館や実際に使用されていた防空壕などを見学することで、平和についての理解を深めます。また、沖縄には米軍基地が多く存在しており、それが原因で土地や環境に対する問題を抱えています。修学旅行で、見て触れて沖縄県の人々と交流することで、沖縄県が抱える問題について考えます。
そして、美ら海水族館や世界遺産などの観光地を訪れ、マリン体験や文化体験を通して、生徒たちは一人ひとりが心に残る思い出を作り、成長する機会になっています。